1. The Alan Gilbert Era Begins - Music from Opening Night

◇リンドベルイ/『EXPO』
【1】10:07(拍手)
◇ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14
【2】第1楽章「夢、情熱」14:37
【3】第2楽章「舞踏会」6:22
【4】第3楽章「野の風景」15:30
【5】第4楽章「断頭台への行進」6:23 
【6】第5楽章「ワルプルギスの夜の夢」9:55(拍手)

指揮/アラン・ギルバート
録音/2009年9月.10月
Total Time/63分

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記念すべき第1作目は、フィンランドの作曲家マグヌス・リンドベルイの『EXPO』と、ベルリオーズの『幻想』という現代音楽と定番曲の組み合わせ。

リンドベルイは、同国出身で同じ1958年生まれのサロネンと同じ作曲家グループにいたことでも知られる現代音楽作曲家。NYPのこのシリーズでもたびたび取り上げられ、2014年の来日公演でも『ピアノ協奏曲』がプログラムに挙がっていました。この『EXPO』(「博覧会」の意?)は、ギルバートの音楽監督就任記念としてNYPが委嘱した作品で、彼の就任演奏会が世界初演。現代音楽ですが、いわゆる一般的な現代音楽のイメージである難解な音楽では決してなく、調性もメロディーもあるし、映画音楽のような趣があります。〔動→静→動〕という構成もわかりやすく、私個人としては非常に楽しめました。

就任演奏会で『幻想』をぶつけてきたというのは、ギルバートにとって自信のある曲ということなのでしょうか。ただ、録音が若干遠めで、NYPが誇る管楽器群の迫力も伝わりずらく、終演後の熱狂がこの録音からいまいち感じられないのが残念。

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