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NYP以外に現在でもライブ音源を配信しているオーケストラを挙げると…
◇バイエルン放送交響楽団
→現・音楽監督であるヤンソンスの指揮によるものが多いが、ハイティンクやネルソンス、ハーディングなどの演奏も。中には前・音楽監督のマゼールのシューベルトやブルックナーの交響曲全集なんていうのもある。基本的には交響曲や管弦楽曲がほとんど。演奏後の拍手は入るものが多い。ラトルとのワーグナーの『ラインの黄金』なんてのもありました。
◇ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
→バイエルン同様、前・音楽監督ヤンソンスの他、元・音楽監督のハイティンクによるものが多い。マーラーやの交響曲全集や、ブルックナー、リヒャルト・シュトラウス、シベリウス、ストラヴィンスキーなど交響曲・管弦楽曲を中心にタイトルは豊富。最近はブラームスのコンチェルト集なども配信された。ヤンソンスがバイエルンに専念して、今後どうなるか?拍手は入ったり入らなかったり。
◇ロンドン交響楽団
→いわゆる「LSO Live」というシリーズで、この手の自主制作音源としてはタイトルも豊富。ハイティンクのベートーヴェン交響曲全集や、ゲルギエフのマーラー交響曲全集の他、元・音楽監督のC.デイヴィスの演奏も多くある。こちらもバイエルン同様、交響曲や管弦楽曲がほとんど。拍手は入らないものが多い。
◇サンフランシスコ交響楽団
→指揮は全て音楽監督のマイケル・ティルソン・トーマスで、ベートーヴェンの交響曲全集が進行中なのだが、嬉しいのはピアノ協奏曲や、ミサ曲なども収録されているところ。他にもチャイコフスキーの5番や、アダムズの曲集など、まだ枚数は少ないが、個人的には今後の展開に最も期待している。最近ではシューマンの交響曲全集が素晴らしかった。拍手は入るものが多い。
その他にも、ユロフスキ率いるロンドン・フィルのシリーズもタイトル豊富だし、2017年からミュンヘン・フィルもゲルギエフによるマーラーやショスタコのシンフォニーなどを活発に配信を始めた。面白いところではシアトル交響楽団がアイヴズやニールセン、デュティユーなど他とは違ったプログラムで攻めている。
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